心に描かれる言葉や風景、日々の想いを綴ります*


by atelier_m_365
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

あれから一年

2011年3月11日(金)14時46分 東日本大震災発生 
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福を深くお祈りするとともに
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。


今日2012年3月11日(日)14時46分…
東日本大震災が発生した2011年3月11日(金)から一年が経ちました。

この一年、とても長かったような、あっという間だったような、
あの日からいろいろなことが変わっていきました。

地震はもちろん、津波、余震、そして原発事故…。
いったい日本はどうなってしまうのだろう、
私たちはどうなってしまうのだろうと不安ばかり抱いていました。

元々テレビはほとんど観ないのですが、その日からニュースばかり観ていました。
1週間…10日…2週間と経つにつれて、精神的なバランスを崩してしまうような
そんな気配を自分に感じて、ニュースを観るのを控えました。

それでも私でこんななのに被災地の方々はどんな状況で、そしてどんな思いなのだろうと、
自分の情けなさを責めていました。

外出するのも怖くて、お散歩もやすみがちになり、
お買いものもダンナさまがおやすみの日になるべくまとめてお買いものしたりしました。

そう、スーパーもドラッグストアも、そしてガソリンスタンドも品薄の状況になり、
それらを目にするだけで不安になりました。

ネットで天気予報と同じようにニュースはもちろん、
余震や空間線量を日々チェックするようになりました。

一年経って地デジ化とともに我が家からはテレビがなくなりました。
今日の追悼式などのニュースは映像では観ることはありませんが、
それまでに観た映像などが自分の中から消えることはありません。


a0162251_16211582.jpg
                    2012年3月11日の空

a0162251_16213247.jpg
                    郵便局裏の細い路地


この桜がだんだんと咲き始め、満開になり、散り始め、葉桜になり、
その姿をお散歩の度に見つめては、何故かとても哀しくなりました。


a0162251_162145100.jpg
                  中央線・竜王駅前ロータリー

a0162251_16215828.jpg
                    中央線・竜王駅南口


2011年3月11日(金)のそのとき、いつものようにマロンとお散歩中でした。
翌日から東京・実家へ行く予定だったので、お散歩しながら駅に立ち寄り、
駅の券売機で特急指定席券を取ろうと並んでいるところで地震が発生しました。


a0162251_16221112.jpg
                      駅の券売機

a0162251_1622237.jpg
                 マロンのリードはここにつないでいて

a0162251_16223774.jpg
                 私とマロンの距離は4、5mほど

a0162251_16225115.jpg
             地震の大きな揺れでときどきミシッと音が聞こえて


券売機に並んでいた私はすぐにマロンのそばに戻り、
そしてブルブルと震えているマロンをひざに抱えて座り込み、
ただただ揺れが収まるのを待つだけでした。

そばには前の電車で着いていたのであろう女子高生ふたりと、
やはり指定券などを取りに来た女性ひとり、
そして駅員の方が「しゃがんでください!」と叫んでいました。



今日はどういう風に過ごそうかと思っていましたが、
一年前と同じようにお散歩して、その時間、その場所で黙祷をすることにしました。

駅に着いてしばらくすると男性ふたりが「間に合った!」と来ました。
間もなくして、市のサイレンが14時46分から1分ほど鳴り響き、黙祷をしました。

サイレンが消えたあともしばらくそのまま、そして黙祷を終えると
先程の男性ふたりの話が聞こえてきました。
「あれから一年が経ったんだな。」「2年後俺らはどうなっているんだろう。」
何故この場所を選んだのかはわかりませんが、この場所に来た思いは同じでした。

あの日からマロンはいつもの駅散歩コース、
駅のロータリーを駅に近づかず、反時計回りに歩くのは大丈夫なのですが、
駅に近づく時計回りに歩くと、すごくリードを引っ張って早く通り過ぎようとします。

その当日は普通に歩き、駅に階段も自分で上がっていったのですが、
今では足をつっぱって行こうとしません。
抱っこをしても手足に力が入って、しばらくはピンと伸びたままです。


a0162251_16232012.jpg
               マロンにとっても怖い経験だったけれど

a0162251_1623366.jpg
          たくさんの被災した犬やほかの動物たちのことを思って欲しい


マロンと私は一年前もお散歩、一年後の今日もこうして変わらずお散歩出来ていることに
感謝しなければいけません。

a0162251_16241393.jpg
                 いつもひとやすみしているベンチ

a0162251_16242924.jpg
                  そして今日は何も起こらない


心に中に重いものを抱えたままの一年でした。

家族で一緒に出掛けるのはいいのですが、ひとりで出掛けることには、
今までの心配にさらに不安がつきまとうようになりました。

ひとりで出掛けた2011年11月と2012年1月の北海道、そして何回とある東京。
東京は実家でもあり、両親もいますが、
ひと度なにかあれば中央線が運休、中央道が通行止めになると帰れないと思うと
不安がなくなることはありません。
もちろんふたりで暮らす両親への心配も尽きません。

そして日本はどうなるのだろうと…
あんな思いをしても原発再稼働しようとしているなんて…

確かに私たちの今の生活は電気がなければ暮らしていけないかも知れません。
でも汚染された大気や水、食品などでは生きていながら生きてないのと一緒です。

環境への負荷も小さいとされた原発かも知れませんが、
確かに環境に大きな負荷を掛けてしましたした。

絶対に安全なんてことはないのだと思います。
絶対なんてもうないのだと思います。

これからの日本、これからの私たちがどこへ向かうべきなのか日々考えています。
[PR]
by atelier_m_365 | 2012-03-11 17:48 | 日々の風景